「“35歳"を救え なぜ10年前の35歳より年収が200万円も低いのか」を読み終わりました。
この本が出版されたのは、2009年。今から15年前です。
NHKスペシャルで放送された内容に、加筆した本です。
いわゆる(就職)氷河期世代をどうするのかということを、実情とデータを掲載し提言する本です。
提言の部分は少なく、前半が氷河期世代の実情、中間にわずかに提言部分、後半はデータ部分となります。
この本で警鐘を鳴らされていたことはどうなったかと言えば、現在は見事に進行しており、日本の出生率が過去最低を更新していき、加速しています。
参考:
出生数8年連続最少へ 2023年は70万人台前半、民間試算(日本経済新聞)経団連が30年間望んだ人件費の削減は、円安の進行もあり見事に達成されました。
ただその結果として、日本という国が人口バランス的に沈没しかねない状況となっています。
豊かになったとはいえ、その最低インフラを維持するためのコストが高すぎるという状況になっています。
戦後世代から言えば、戦後に比べればはるかに豊かで子供だって産めるだろうとなるのでしょうが…。
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